使い道がない…
【空き家・空き地】
「親から空き家や空き地を相続したけれど、どうしたらいいかわからず放置してしまっている」という方は多くいらっしゃいます。空き家や空き地は、そのままにしておいても維持費や固定資産税は変わらず課されるため、費用だけがかかってしまう結果となります。
ここでは、石川県金沢市の不動産会社「ひととき」が、空き家や空き地を放置するリスクや解体相場、活用方法などを解説します。今まさに放置してしまっている方、扱いに迷っている方はお早めに当社までご相談ください。
空き家や空き地をそのまま
放置しておくとどうなる?
4つのリスクについて
空き家や空き地をそのままにすると、近隣の方に迷惑をかけてしまう恐れがあります。地域の方のためにも、空き家・空き地を放置しないようにしましょう。ここでは、放置することで起こるリスクを解説します。
リスク1.空き家が老朽化してしまう・空き地が荒れてしまう
空き家は、誰も住まなくなると建物の中に風が通らないため、躯体が傷みやすくなり、老朽化が急速に進みます。また、空き地を放置すると、雑草や庭木の枝葉が伸びて荒れていきます。成長しすぎてしまった草木の伐採には費用がかかってしまうため、早めの対策をおすすめします。
リスク2.犯罪に利用される・不法投棄など地域に悪影響を及ぼす
空き家を放置すると、住所の不正利用や不法侵入など、犯罪に利用されるケースも。また、荒れた状態だと、不法投棄のゴミのたまり場になる恐れがあります。
リスク3.害虫・害獣の住み家になる
老朽化した建物や荒れた土地は、虫や動物にとっての格好の住み家になります。猫やネズミが住みついたりハチの巣ができたりするなど、周りの方にも迷惑をかけてしまうでしょう。駆除には時間や費用がかかってしまうため、放置は避けたいところです。
リスク4.周辺エリアの資産価値が下がる
空き家があると、周りの景観に悪影響を与えます。また、空き家の近くには住みたくないと思う人もいるでしょう。空き家や空き地を放置すると、近隣物件を含む資産価値を下げてしまうことにつながります。
使わなくなった空き家を売却する3つのメリットについて
使わなくなった空き家を売却するメリットには、以下の3つが挙げられます。
メリット1.固定資産税や都市計画税などの税金を支払わなくて済む
不動産を所有しているだけで、固定資産税や都市計画税などの税金を支払う義務が生じます。万が一「特定空き家」に認定されると、固定資産税の優遇措置が適用されなくなり数倍になってしまうため注意が必要です。
また、空き家を相続する場合は相続税もかかります。売却すれば、これらの税金を支払わなくて済みます。
メリット2.
維持費がかからない
空き地にかかる維持費には、以下のようなものが挙げられます。
- 火災保険
- 修繕費用
- 庭木剪定費用
近隣の方とトラブルが発生した場合は、その対応費用がかかるケースもあります。
メリット3.解体費用を払う心配がなくなる
特定空き家に認定された場合、行政から助言や指導を受け改善を促されます(空き家対策特別措置法)。それに従わない場合、最終的には行政代執行により解体が行われますが、その解体費用は所有者が負担しなければなりません。場合によっては、所有者の給与や財産の差し押さえなどの対応が取られるケースもあるため注意が必要です。
空き家を売却できれば、これらの問題に頭を悩まされる心配もなくなります。
空き家対策特別措置に
ついて
空き家対策特別措置とは、2015年5月に施行された「空き家の定義」や「自治体の対応」を定めた法令です。所有する空き家が空き家対策特別措置法により「特定空き家」に指定されると、行政から指導を受け、改善が求められます。改善されない場合は、固定資産税の減額措置の対象外となるので、固定資産税が数倍になってしまうのです。
さらに、助言や指導に従わず、空き家を放置した場合、行政から勧告を受けることになります。勧告後も状況が改善されない場合は命令が下され、命令に違反すると、過料に処せられます。
再三の指導や命令にも背いた場合、空き家は行政代執行により、空き家の解体が行われます。撤去にかかる費用は、空き家の所有者が支払わなければなりません。
お持ちの空き家が対象となっている場合や、対象となる可能性がある場合には早急に当社までご相談ください。
空き家の解体費用の
相場について
老朽化の激しい家や植物が生い茂って荒れてしまっている家などは、解体となるケースもあります。一軒家の1坪当たりの解体費用の相場は、以下の通りです。
- 木造:4~5万円/建坪
- 鉄筋コンクリート(RC)造:6~8万円/建坪
同じ坪数でも、立地条件や築年数、外構の状態などに違いがあるため、費用は異なります。また、鉄骨造の建物は、アスベストが入っている可能性があり、その場合は、解体費用が大幅に上がりますので、お気を付けください。
当社では、解体の依頼もお受けしております。空き家の解体を考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
空き家・空き地の売却方法や活用方法のご紹介
空き家や空き地を放置しておくと、解体をしなければならなかったり管理費がかかったりして大変な損害となります。ここでは、空き家や空き地の売却方法や活用方法について解説します。
管理の手間がかけられない人は「売却」を検討
空き家や空き地を管理しきれないと感じているなら、売却するのがおすすめです。不動産は時間が経過するほど価値が下がる場合があるので、早めに売却した方が高く売れる可能性があります。
しかし、住宅の築年数が経ちすぎている・耐震基準を満たしていないといった家は、買い手が見つからない恐れもあります。このような場合は、建物を解体して更地にした上で売却するとよいでしょう。
「ひととき」では解体業者とのネットワークにより、売却のご相談から不用品撤去、解体、売却完了まで窓口ひとつで対応可能です。
「賃貸用」に活用する
家の状態が悪くなければ、賃貸物件として出すこともできます。この場合、賃料として収入を得ることが可能です。ただし、状態が悪いと収入以上に維持費がかかるケースがあるため注意が必要です。賃貸化をご検討の場合は、お気軽にご相談ください。
更地にして「駐車場」にして収入を得る
土地を更地にして駐車場にすれば、毎月収入を得られます。駐車場は建物ではないため、初期費用は安く済むのもメリットです。ただし、固定資産税や所得税、住民税といった税金の支払いが必要です。また、利用者が見つからない場合は、その分の収益は見込めません。
収益化を狙うのであれば、地域のニーズを熟知した「ひととき」へおまかせください。面積や立地条件を加味し、最適なご提案をいたします。
更地にしてアパートやマンションを建築、「賃貸経営」する
更地にした土地にアパートやマンションを建築し、賃貸経営することにより収入を得る方法もあります。建築費用は高額ですが、立地条件がよく、運用がうまくいけば数十年で費用を回収することも可能です。
土地活用や資産管理、解体・不用品処分などについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。